短眠生活も40日を経過してそろそろ安定してきたかなと思ったところに、まだまだ甘いわいと老師の声が響き渡って鉄槌をくだされた。幾度となく寝落ちという愚行を重ねた結果、一緒にいる人に「ほら、やっぱり寝た方がいいんじゃないの?」という台詞を叩きつけられる屈辱。
こんな屈辱を何度も味合わないよう対策を考える。振り返り易いよう日記とは切り離してネタ帳に入れておく。
ショートスリーパーの天敵は乗り物である
ショートスリーパーの天敵というか最大の弱点は「乗り物」であると認定したい。もちろん個人差があるのだとは思うがここまで短眠生活をやってきて正直一番手強い。定期的にやってくる、ハマった瞬間は挫折感さえにじみ出てくるほど辛くさせられる乗り物。レベル感的には、自分がクリリンだとしたら乗り物はフリーザ。
違う。それはフリーザの乗り物。
さておき、とにかく乗り物は本当に手強い。過去に電車には何度も苦渋を飲まされ続けてきている。最近なんとかその対策を編み出したというのに、今回は新幹線と車が加わってきたことで、また対策案の練り直しを余儀なくされた訳だ。
まだショートスリーパー状態で乗ったことは無いがこの調子だと飛行機もダメかもしれない。これはそう遠くない未来、出張でフィリピンに出かける時には判明するはず。
ショートスリーパーの天敵としての強度を頻度から考察
これをまとめるにあたって考えたことがある。短眠の安定運用のために最も重要なのは安定してショートスリーパーでいられること。ホメオスタシスや習慣の原理を考えても失敗は続けないようにすること、とにかく頻度を上げないようにすることが大事であると定義できる訳だ。
つまりは全ての乗り物を同列で考える必要はない。自分の生活で考えてみると圧倒的に電車に乗る頻度が高い。平日はほぼ毎日乗るし週末も予定があれば電車で出かけることが多い。
次に多いのが車かもしれない。と言ってもかなり少ない方で、おそらく月に2〜3回運転する機会があるくらいだと思われる。新幹線や特急に至ってはさらに低く月に1回程度である。フリーザーの乗り物に至ってはネバー。
今回はショートスリーパーの天敵として考えるので乗る回数と時間も踏まえて考えた方がいい。わかり易い例で言えば、品川から表参道に行って戻ってくる場合は4回になる。渋谷経由にせよ新橋経由にせよ、JRと銀座線で乗り換えて往復合計4回電車に乗るからだ。上記グラフの比率はこの法則で平均的な自分の月の移動をカウントしてみたものになる。
圧倒的なのは電車。ちなみにショートとロングは15分くらいをしきい値として考えている。回数的には、圧倒的に15分未満の短い電車への対策が重要で、その次に電車のロングということになる。さらに言えばこの両電車の合計で90%を超える回数の移動を行っているのだから。もはやここをおさえるだけでもほとんどがOKである。車と新幹線に関しては合計しても10%未満となっている。今の自分に関してで言えば、新幹線と車はあまり必死に考えなくてもいいかもしれない。
ショートスリーパーは運転しない方がいい?
乗り物には大きく分けて2つの要素がある。それは運転するかしないかである。上に挙げた交通機関で運転できるのは車だけで他は基本的に乗せて運ばれるだけ。問題はショートスリーパーがこの運転を行うべきかどうかである。
結論から言えばどっちでもいい。つまり運転しない方がいいってことはない。もし短眠活動とは関係なく、元々自分が車を運転するシチュエーションならそうすればいいし逆もしかり。
もちろんメリデメはある。運転していた方が当然眠気は来にくい。しかし一度相まみえてしまうとなかなか去ってくれないので、居眠り運転に非常に近い状態で走ることになってしまう。非常に危険である。対して運転しない方がいざという時に落ちてしまっても構わない。そしてこの緩みがあると人はどうなるかというと、そう、昨日経験して来た通り何度も落ちては起きてを繰り返した後で完全に寝落ちてしまい兼ねない。落ちる率の高さは運転しない方が圧倒的に高い。
こうなってくると、車の場合は、運転するしないで対策も変える必要性が出てくる。
ショートスリーパー的な乗り物対策
1.電車 〜ショートスリーパー的な乗り物対策
座っている方がより強くなるだろうが、個人的には立ってようが座ってようがお構いなしに眠くなる。Day35にした膝カックンしまくりの大失態は今でも記憶に新しい。
一番簡単な対策は誰かと一緒にいて話すること。しかも一緒にいる相手は赤の他人的な要素が必要。緊張感を保てる人がベターであり、気を許せる相手だと眠気が勝ってしまうから。できるだけ刺激的な話の方が良いというのも実験済み。仮に強烈な睡魔に襲われたとしても、男女なら、初恋や初体験の話をし始めたら一気に目が覚めること請け合いなのでお試しを。
1人の場合は話すことはできないので基本的には眠くならなくて電車の中でできることをすればいい。しかし「電車(ロング)」の場合は本や漫画を読む、ゲームする、スマホをいじるなどでは、負けてしまうケースが多々あることをここまでで思い知らされている。この場合は先日考案した「車両移動ゲーム」が鉄板である(今のところは)をすれば乗り切れることは証明済み。
2.車 〜ショートスリーパー的な乗り物対策
これも1人か複数かで対策は変わる。1人の場合はシンプルで大声で歌うと効果的である。ショートスリーパートライアルとは関係なく昔から運転していて眠たい時はそうしていた。1曲歌い終わらない内に割とスッキリと覚醒するケースが多い。ただし周りの車や横断歩道を渡る人から見て完全に不審者なので気をつけないといけないが、おすすめはマスクである。マスクして全力で歌ってても誰も気づかない。
1人の場合には気兼ねなくできて、複数でも一応やれなくはない手法としては、冬の運転で窓全開にして社内もろとも寒くする、である。
複数人いる場合は電車の場合と同じでおしゃべりで躱すのが良い。話題さえいいのが見つかれば睡魔は怖くないので、乗る前から準備しておく方がいい。今度からドライブの行程が入ったらこれをやっておこうと思う。
最後に、運転している場合に限ってのの対策も提示しておきたい。「オートマのブレーキコントロールを左足に代える」これは是非試してみて欲しい。右足ならスムーズにできるブレーキングが全くできない。減速や止まる挙動をスムーズに取ろうとしているにもかかわらず、ガクンガクンってなってしまう。特に初めてやるとまずそうなる。どうしたらうまいブレーキングができるかと試行錯誤しながら運転していると、気づけば眠気はどこかに行く。
3.新幹線(特急) 〜ショートスリーパー的な乗り物対策
問題の「新幹線」や「特急」。停車回数も少ないので「車両移動ゲーム」も使えず、指定席のため移動もままならない。複数なら上にも書いてきたように会話やゲームで盛り上がりさえすれば問題ない。しかし1人の場合は正直打つ手が思いつかない。今のところ過去に眠気を呼ばないことに成功したのはこのブログの初期立ち上げをしていた時だ。文章を書くことよりもう少し頭の使い方が違うことをしていると眠気が来にくいのかもしれない。
次回につながる対策としてあるとすれば、絶対に眠くならないゲームを見つける、くらい。今深夜に時間が余った時に確実に救われるのがガンダムバトルオペレーション2というオンラインゲーム。例えばこういう類のゲームを見つけて、Switchや3DSなどの機体でできるようになれば、あるいは脱出できるかもしれない。
ただし、これに関しては必死で見つけに行く必要もないと思っている。なぜなら上に書いた頻度の話で全体の2%の発生頻度だから。その程度の頻度であれば、いっそ休暇だと割り切って積極的に睡眠を取りに行くのもありかもしれない。短眠生活側が多くを占めてショートスリーパー側のホメオスタシスが働く状態になっていれば、その頻度で発生する長眠くらいでバランスを崩してしまったりはしないだろう。
いつぞや講師の方が「飛行機が嫌いなのでアメリカまで14時間寝ました」という発言をしていたことをふいに思い出した。この発言からも上記の考え方の筋は悪くないなと感じた。
ショートスリーパーの天敵と対策のまとめ
ざっとここまでの経験則からまとめた原因分析と対策をまとめたが、個人的にはしっくり来ている。まずは今回新しく考えた対策を講じつつ今後の乗り物イベント発生に対応していこうと思う。効果のあるなしや、新たな発見があればまた更新していこう。
もっと時間が経過して今よりしっかりとショートスリーパー化していったとしても、乗り物との戦いは続くんだろうなと思うし、こうやってまとめておくことはきっと役に立つはずだ。
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