骨折してもショートスリーパーでいられるか?(いられない編)

マンガのような事件、そう、犬につまずいて転んで骨を折って1週間が過ぎた。せっかくの経験なので記事にまとめておくことにした。骨折してもショートスリーパーでいられるか?こんな記事が書ける奴はそうそういないだろう。しかも海外でである。エクスペリエンスのレア度的にはなかなかのもんだろう。以前も風邪になった時のまとめを書いたがそんなレベルの話じゃなかろうて。

せっかくなので骨折した日までさかのぼって記憶をたどりながら書いていこうと思う。

3/8 犬に躓いて骨折した記念日

骨折したのは金曜日の早朝5時頃のこと。そう、写真のようにセブでは野良犬がたくさん路上で寝そべっているのだ。事の顛末を知りたい肩、、、じゃなくて方は先にこちらのブログをどーぞ。→ セブでランニングできるか?(できない編)

朝早すぎたので一旦自宅に戻って、自身の酷い有様にひとしきり打ちのめされた後、病院に行ったのが9時。病院では散々入院を進められるが、以前一度入院して嫌な目をみて懲りてるので断固拒否。治療と検査だけを強く求めた。ちなみに前のブログに書いたか忘れたが治療中、あまりの痛みに意識を飛ばした。

気を失うほどの痛い傷

湯を沸かすほどみたいな言い方をしてしまったが、とにかく酷い外傷が大小入れて計7カ所。その治療中のできごとだった。

自宅でかなり洗ったものの限界はあり、治療は再び傷口を綺麗に洗うところから始まる。数時間が経ち痛みが収まりかけてたところにもう一度ゼロスタートである。セブ市街地の路上という衛生的にあまり良くない場所で怪我をしたことが尾を引く展開である。

水で洗った後、消毒液、薬と7箇所の傷をローテーションで治療されていく。特に痛みが酷かったのが左手の親指の怪我。左手の親指の消毒治療を終えて他の場所をやってる時に、あまりの激痛に耐えられなくなったのか全身から冷や汗が出て耳がシュイーーーンって遠のいていき眼の前の景色が白濁化していく。

異変に気付いた看護師さんから、今朝何か食べた?って聞かれた(正確には覚えていないが)。聞かれたことにまともに答えられる状況ではなく、何か発しようとしてももはやろれつも回ってなかった。察した看護師さんが即座に身体を支えてベッドに移動しようとするので抵抗せず身体を預ける。今思えば唐突に朝ごはんのことを聞かれたのは、こちらの状態確認のためだったんだろう。

ベッドに寝転されてからしばらくぼーっとしていたが、ある程度落ち着いてきたのを見計らって看護師さんは治療を再開した。

怪我とお薬とスイマー

諸々の検査と治療を終えて病院を出たのが13時過ぎだった。意識を刈り取る程の痛みを発する外傷に加えて左肩の骨折。ハードウェア的には酷い状態。でもソフトウェアは特に問題無いからか食欲はあった。病院から徒歩5分のオフィスに立ち寄った後、すぐランチに出かけた。食べて早く治してやる。そんな気分だった。

ランチ後に処方された薬を展開する。3種類の飲み薬と外傷用の塗り薬。痛む傷に薬を何度も塗り込む気力はなく飲み薬のみ使う。抗生物質はいいとして、気になったのは筋弛緩剤的なやつ。これ絶対眠くなる。案の定、オフィスに戻ってしばらくすると強い睡魔が襲ってくる。無理しても仕方がないのですぐに寝る。オフィスなので仮眠時と同じうつ伏せスタイルである。1時間くらいで目が覚める。気分は優れない。

ここで選択肢としてはこのままオフィスで仕事をするか部屋に戻って身体を休めるか。ここはショートスリーパー経験則的にオフィスにいることを選択。

迷える間は勝機あり

そう。本当に限界が来たら迷う余裕もない。つまりここは踏ん張れる時。ここで部屋に帰って寝る安易な道を辿ることは、一時的に楽になるかもしれないが、完全に病人の谷に落ちていくことになると思った。これ、ショートスリーパーのみなさんならなんとなくわかるんじゃないかな。その過程で必ず、弱い方に流されずに勝利(勝ち負けじゃないけど)を掴んだ経験があるだろうから。

このまま夜まで仕事して仲間と美味しいご飯を食べに出かけよう!そう考えてそのまま仕事を続けた。なんとか気持ちの切り替えに成功したことにより、数時間後のクローズドミーティングの時にはセブ側のメンバーとはしゃげる状態にまではなっていた。PCワークでなまった身体を動かそうってことでみんなでエクササイズした後にパシャリ。

夜、そして異変

仕事を終えて、予定通り同僚と夜ご飯を食べに出かけるも、ここから徐々に異変が起こりはじめる。

タクシーで30分位のレストランに食べに行った。昼と同じテンションで食って治すぞーくらいの気持ちはあった。美味しいお肉の食べれそうなお店を選んで向かった。が、しかし、なんとなく店の雰囲気や食べたものを覚えている程度で、ほぼその時のことを覚えていないのだ。同僚曰くいわゆる酩酊状態だったようだ。

多分レストランに1時間半ぐらい滞在し、タクシーで帰ってきている。タクシーに乗ってもすぐ寝てしまい自宅に戻ったのが22時ぐらい。帰るなりすぐ寝てしまった。シャワーを浴びるかどうかなど悩むことすら無くの即落ち。かなりめずらしいことだが、要は限界だったんだろうと思う。そしてそのまま眠り続け、気が付いたのは次の日の朝7時頃。ゆうに9時間は爆睡してしまった訳である。

ショートスリーパーあるまじき9時間睡眠

ショートスリーパーになって以来こんなに寝たのは初めてだった。しかも途中で一度たりとも意識を取り戻さなかった。朝起きて、痛む身体を気にしながら慎重に身体を起こす。ここで昨晩果たせなかったシャワーを浴びる。肩も傷も痛くて最悪のシャワーを。。

10時から病院の予約となっていたので準備をして出かける。専門医に肩を見てもらって手術は必要なくギブスで固定してるだけで大丈夫と言うことで一安心し、途中でお昼ご飯を買って自宅へ帰る。

昼ごはんを食べ薬を飲んでしばらくすると昨日と同じくものすごい眠気が襲ってくる。何時間寝ても無駄らしい。仕方がない、ここは無理をせずに眠ることにする。2時間ほど昼寝して目が覚める。その後動きづらい腕で洗濯物など最低限の家事をこなしブログの更新などして時間を使い夜を迎える。

長い分眠の2日目

夜ご飯の後、薬を飲んで部屋に戻りしばらくすると強いスイマーがやってくる。時計を見るとまだ22時頃である。無理をしてはいけないと思い我慢せず眠ることにした。昨晩と違い深夜に目が覚めてしまう。2時半。

割とスッキリ目覚めてしまったので一旦起きてみた。ここで不安なくこの選択肢が取れるのもショートスリーパー経験者ならではじゃなかろうか。

とりあえずゲームをはじめる。2時間くらい遊んでる内にだんだん眠くなってきたのてもう一度寝てそこから朝9時頃まで眠る。我慢しないと決めてるからとはいえ合計すると結構な時間寝てしまった。10時間ぐらいだろうか。

本当によく寝た事故後の3日間だった。よくこれだけ眠れるなと自分でも感心する。

骨折してもショートスリーパーでいられるか?

最後にまとめとしてこの質問に回答しておこう。残念ながら「いられない」。事実そう言わざるを得ない結果となった。ただし、あくまで直後の3日間の話。いられない編はこれで終わりとし、この後は、いられないともいえない編につづく。→いられないともいえない編

ちなみにもうひとつ大事な気付きをシェアしよう。ギプスには割り箸が必須アイテムだ。蒸れて蒸れてたまらないところに手軽に届くものといったら割り箸くらいのものだからだ。

ショートスリーパー診断


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6年 ago

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