「心構えがなっていない!」ボートから陸に上がった後で言われた師匠からのこのひと言が今日の全てのミスの根っこにあるものだなぁ。港から滞在先のホテルまでの2km、とぼとぼ今日のできごとを反芻しながら歩いて帰って来た。
言い訳をするなら、サポートと言っても同行してもらうだけと言われていたんで、心の準備も何もせずに行ってしまったってのはある。が、ダイブマスター講習におけるファンダイビングのサポートとはどういうものかをもっとしっかり把握しておけば、こんなことにはならなかったんだろうな。この自分の準備不足からして「心構えがなっていない」ということだ。
人間は忘れる生き物なので記憶の明確なうちにもう二度とミスらないようにまとめておこう。
◆バルブ開放時に必ず残圧チェック
これが今日のワーストミス。3ダイブ前のタンク交換ができていなかった&バルブ開放時に残圧チェックしなかった&プレダイブ・セーフティ・チェックしなかった。気付いたのは潜降してしばらく経ってから。インストラクターからゲストダイバーへの残圧チェック指示が入ったタイミングで自身のを見た時には既に10という危険領域だったのには焦った。幸いボートの位置が近かったので単独離脱してゲストのダイビング自体には迷惑をかけずに済んだが、危なかった。
まだまだ機材セットに慣れていない中、今日は2〜3台分の機材セットをしていたのでタンク交換やバルブ開放などで余裕がなかったのが起因している。プレダイブチェックもサポートをしていると自分の準備に余裕がなくなることにより抜けたもの。セッティングと潜る準備の行程をルーティン化してしまって、絶対的に機材慣れすることをこの講習期間中にやりきろう。
◆ファーストステージとバルブの間違い
緊急用のタンクを水中で扱う時にシンプルに開ける方を間違えた。レギュレーターを壊してしまうところだった。これも機材慣れしていないことが根本なので以下同文。
◆脱着時にDリングを緩める
今日何度も失敗した。BCDを背負う時にうまく左腕が入らずにやり直すことがあった。脱着時にDリングを緩めておかなかったことによる問題。3ダイブ中2回これをやってしまった。これが潜行開始に余裕がなくなる要因となり他のミスに繋がった。
必ず脱着時にDリングを緩めることを忘れないようにする。
◆急浮上対応
ゲストダイバーが急浮上してしまった時のサポート対応が2回発生した。
1回目はゲストのインフレーター操作をするのが遅れて水面近くまで浮上してしまった。マニュアルにできるだけゲストが解消できる手助けをするだけで実際に機材に触れるのは最終手段と書かれていたのが頭にあったんだが、それにしても判断が遅かった。あの深度まで行く前に手を出すべきだった。
そしてもうひとつ問題が、浮上を止めて潜降する時にはゲストの耳抜きを確認しながら行わないといけないのに怠ってしまった。後ろからバルブ付近を持っていた状態だったので、視界に耳抜きをしている様子は捉えていたが、顔を見合わせながら大丈夫かの確認はできていなかった。
2回目はゲストの様子を見ていてこれは浮上してしまいそうだなと予測ができたので、早めに自分のBCから空気を抜いて重りになる準備をし、浮上していって止まらなそうとなった時点で重りとして取り付いて、インフレーター操作も行い止められた。今日のサポートの中で唯一ちゃんと動けたシーンだったかな。
こんなところか、今日大きく反省すべき事項は。あとは、機材慣れにも関わるセッティング時やタンク交換時のメモも残しておこうかな。
【セッティング時の備忘録】
・セッティング時は手前ボンベ右バルブ
・インフレータホースは引っ張って抜けなければOK
・ベルトに止めるはインフレーターのみ
・右セカンドステージ
今更かいって内容ではある。オープンウォーターダイバーの資格取得時点でやってるだろと。恥ずかしながらそれがしっかり身に付いていないのが今日露呈した。これまでのダイビング経験の中でマンツーで連れてってもらうことが多く、だいたい機材セッティングは終わっている状態で提供を受けていたので、あまりやってきていないってのがある。
もちろん時間かけて自分のものだけやるのであれば問題ないんだけどね。今日みたいに2台とか3台とか面倒見るとなるとちょっと余裕がなかったなぁ。
同じ轍は踏まないようしっかり頭に刻んで、そして今後の講習で身体に刻んでいこう。