久しぶりのシャバだぜ〜ガラス張りの塀から出所したランナーの戯言

ガラス張りの塀の中で足踏みし続けた日々を超えて出所を果たし、一夜が明けてついにシャバに飛び出す時が来た。不穏な例えはこの辺にして。
ハイアルチ練は膝への負担を最大限に抑えながら走力を維持するための重要な練習だったが、あくまでステップに過ぎない。重要なのは屋外のロードで思い通り走れるかどうかだ。

回復への序章

朝起きた調子次第で屋外ランの解禁を今日にするか明日以降にするか決めようと思っていた。
うん、昨日のハイアルチの疲れも残っておらず調子は良いと確信した朝。このタイミングで地元のランニングチームの定期イベントが開催される。

隔週の定例で行われる「ジョグで10km走る会」は、屋外ラン復帰の場としてはちょうどいい。もちろん、無理は禁物。少しでも体に違和感を感じたら、すぐに離脱することも念頭に参加を決めて集合地点へ向かう。

復帰の第一歩

集合してスタート直後は6分/kmペース。これまでハイアルチで刻んでいた5分/kmというペースから大きく落ちていてとても楽。久々の屋外ランに加え久々の仲間とのランが会話を弾ませる。そのままのペースで距離を稼いでいった。

他愛もない会話は時間も距離も忘れさせてくれる。ペース配分も全く気にせずに淡々と走る。寒波中で冷たい風が吹くものの、日差しもありそこまで寒くはならない。一度も今何kmだろうと考えるまもなくゴール地点にたどり着き、予定の10kmも終わっていた。

集合場所までの往復距離も含めると、トータルで13kmと予定より長めのランニングとなったが、終始快適に走り切ることができた。ハイアルチでの慎重な練習の成果か、ペースがそもそも遅いからか、息が切れることも全くなかった。

手応え

走り終えた直後、左太もも前側と右太ももの外側に軽い張りを感じた。しかし、これは怪我に絡んだものというよりも、久しぶりの屋外ランによる自然な疲労反応だと思う。その後の入念なストレッチでケアを施すことで、その違和感もすぐに消失した。

スピードを抑えての走行とはいえ、この距離を痛みなく完走できたことは、心理的にも大きな前進となった。ほんとに良かったあるよ。ハイアルチという安全な環境から一歩踏み出し、実際の路面での走行に耐えうる回復状態まで来ていることが確認できたし。

ということで屋外ラン解禁しての初日は、期待以上の結果を残すことができた。慎重に段階を踏んで回復に取り組んできた方針は、間違っていなかったっぽい。

残された課題

大阪マラソンまでのカウントダウンは残り15日。決して余裕のあるスケジュールではない。
しかしここで焦ってトレーニングを強化するのも違う気がする。当初立てたリカバリ中心の調整過程でいきたい。

ただし、今日の手応えを踏まえた本番に向けての練習として、Mペースのロング走を1本は入れてみたいと思った。それがあるのとないのとで自信の度合いが変わってきそう。もちろん、こなせなかった時は自信がなくなる可能性があるので諸刃の剣ではある。

失敗のリスクを考慮すると、ロング走とは言っても30km走なんかは避け、15〜20km程度に抑えるのが賢明じゃないかなと思っている。

本番1週間前からは本番に120%の力を振り絞れるような調整期間としたい。となると、積極的に負荷をかけられるのは今週、それも前半までか。このロング走を実施するなら今週の早い段階がベターだろうな。

明日はランオフにしたい。この2日分の疲れを確実に取る。身体は休めたくないのでプールトレーニングは入れてもいい。そして明後日、祝日の火曜にロング走を設定するのがバランス良さそう。それなら本番までにも十分な回復時間を確保しながら調整を行っていけるはず。

3週間 ago

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