セブでランニングできるか?(できる編)

ショートスリーパーにとって試練の場だと思われる劣悪な環境であるセブにて、まずは朝ランできるかどうかを試してみた。結果、ネタだろそれ?って思われる事件が勃発する訳だが、包み隠さず起こったことをそのまま伝えよう。
まず前編となる初日から。

セブで朝ランニングできるか?を知りたくて初日に決行

3/6(水)セブ初日の朝に実際走ってみたらどんな感じなのだろうかと思い立った。調べたら日の出が6時前くらいだったので、前日はその時間に走り出せるように睡眠時間を調整、3:30に寝て5:30に起きた。

起きて窓から外を見ると明るくなってきていた。セブで借りてるコンドミニアムは23階。下を走る大通りを見下ろすと通行量は多くない。いけそうな気がした。準備して外に飛び出す。

 

前半戦 バナワから南西へのアップダウン

どのルートがいいかわからずとりあえず走り出す。速攻でミスったと思ったのはアップダウンの多さ。タクシーで走ってる時は高低差なんて意識しないのでまさかこんなに登ったり降ったりしてるとは。後でRuntastic でデータを見るとなかなかの勾配だった。坂の多いコース向けのトレーニングには良いかもしれないが、今ここでそんなの求めてない。

アップダウンの多い道を抜けて左折、フィエンテサークルと呼ばれる公園がある東へ向かう。フィエンテサークルはセブシティーの真ん中に位置する市民の憩いの場であり、ショートトラック的になっているのでランナーも多いと聞いていたので見に行きたかったのだ。この頃には車の通行量も多くなりはじめていた。

後半戦 フィエンテサークルからカピトルを抜けての帰路

しばし大通りを走り抜けフィエンテサークルまでたどり着く。時間は6時半頃。前情報は何だったのかフィエンテサークルの回りにランナーらしき人は見当たらない。1人だけいたが怪しい黒いマスクをしていた。セブに花粉症はないので排ガスを吸わないためのマスクだろう。せっかくここまで来たのだからと、サークル内をクルクル周り、ついでに自撮りもしてみた。その時に撮った写真がこれである。残像が見える程に早い!早いぞ!でもややカメラ目線だぞ!

ひとしきりフィエンテテサークルを満喫した後、折り返して帰路に着く。行きと違い帰りは勝手知ったるルートを選んだ。セブでお世話になっているコワーキングスペース”iioffice”そして友人が運営しているおシャンティーなカフェ”MOTOKEY’S”の前を通り、市役所の横を通り抜けていく。ここまでくればあとは一本道である。橋を渡り颯颯爽と走り抜ける。この橋を越えたあたりがまさか2日後に一大事件の現場になるとは露知らず。

セブ初の朝ラン終了

そのまままっすぐ行って大きな交差点を超えれば自宅のコンドミニアム。朝ごはんが無かったのでコンドミニアムの前にあるセブンイレブンに寄って牛乳とパンを買って帰った。この時点でだいたい7時頃。朝コンドミニアムから走りに出た時と帰ってきた時とでは大通りの車の通行量が全然違っていた。

今日走ったルートを地図で見るとこんな感じ。

 

セブでランニングできるか?の回答はできる!である(できる編だからな)

セブでのショートスリーパー生活において朝ランができない事は非常に気になっていたが、お試しで走ってみた初日で多少の垢はあれども5キロ以上は走れたことに充分満足した。ただし茅ヶ崎で朝ランしている時ほどの快適さは全くなかった。でもセブ滞在の2週間で何度も朝ランすることになるだろうから、今日の反省点を洗い出して改善しなければならないと思った。まとめておこう。

 

セブでランニングする際に気をつけるべき3つのポイント

①時間

1つ目はスタートする時間である。日の出は確かに6時前だったがそこから走ると戻ってくるまでに完全に明るくなり交通量が増える。この日で言えば、フィエンテサークルに着く頃には口を何かで覆って走りたいと思う欲求に駆られるほどに排ガスが酷かった。つまりもっと早く出発しなければならない。あと30分早くスタートすればもっと走りやすかったに違いない。

とにかくセブシティの車の交通量は非常に多い。しかも走っている車全体の3分の1くらいはジプニーと呼ばれるバスのように相乗りして移動する乗り物である。このジプニーは、日本で言う軽トラを改造したようなものであり、さらに日本だともう走れないのではと思う程に排ガスが酷い。つまり車の通行量が増えれば一気に空気が悪くなる。とてもランニング向きとは言えない道路になる。

 

②ルート

2つ目はルートである。セブは割と安全な場所だと思うが、それでも日本のような治安レベルではない。知らない小道に入ると危険度が増すため基本的には大通りを走ることになる。大通りを選ぶと今度は車やバイクなどに気をつけねばならない。国民性として日本のように慮った行動はしないので、油断すると普通に轢かれてしまう。

フィリピンは日本と違い車は右車線を走る。同じ進行方向の右側を走った方が良いような気もするが、実際は左側を走った方が安全であることに気づいた。走ってくる車やバイクに対して背を向けている状況は非常に危ない。自分の身の危険は自分で守る必要がある。自分の目でしっかり追えた方がいい。つまりは左側を走り前から来る車やバイクをきちんと見ながら走らねばならない。

また信号等の仕組みも非常に曖昧である。正直あまり機能していないようにみえる。歩行者は基本的には車の波を縫って道路を渡りきるしかない。片道2車線合計4車線の割と大きな幹線道路であってもそうだ。

まとめると、大通りであまり道路を交差して渡ることがないようになルートを選ぶ必要がある。そうしないとランニングに集中するのが難しくなるし、快適に走れない。

 

③心構え

最後の3つ目は心構えである。いつもの朝ランの時のように平地を走るランニングのつもりではダメだと思った。車の通行量等の他にも気をつけなければならないのが、道があまり整備されていないことである。アスファルトには至るところに穴が空いているし、歩道の高さは割といくせにすぐ途切れるし、ひび割れなんかも少なくない。歩道がないところを走っていると先ほど紹介したジプニーーが道の端ぎりぎりを走っていることもあり、邪魔になる。

普通に考えたら天然の障害物ありすぎで気持ちよく走れるわけないで終わり。
そう考えたらそれまで。

なので、ここは考え方を変えないといけない。そして気付いたよね、突然ひらめいたよね、トレランしているつもりになればいいんだと。道の凹凸や歩道のアップダウン、車、ジプニー、バイクなど迫りくる物体を避けながら走る。これはまるで岩や木の根っこを避けて走るトレランみたいじゃないか(無理やり)。そういうゲーム的感覚で走るなら充分楽しめると思ったのである。

 

以上が、お試しでセブを走ってみた結果。なんせ「できる編」というタイトルだからね。さらに上記3つの反省を活かして改善できれば。まだまだ知らないところが多いセブシティー、くまなく走ることでもっと知ることができそうだし。そんな期待を抱かせる初日の朝ランであった。

セブでランニングできるか?(できない編)へ続く

Day115 3/9(土)
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5年 ago

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