身体を治すという言葉に含まれる2つのプロセス

今回骨折したことで気付いた。ハードウェアであれソフトウェアであれ、人間が故障してしまったところから回復するプロセスには2段階あるということに。そして治療とリハビリがそのプロセスに合わせてあるということにも。医者でもなんでもない素人の勝手な分析だが、なんとなく自分の中でハラオチしたので簡単にまとめておく。

故障すると動かなくなる

まず、ハードウェアとソフトウェアって表現が逆にわかり辛かったりするのかもしれないので補足すると、今回の外傷や骨折みたいなのをハードウェアの故障って呼んでみてる。インフルエンザにかかったとかってのがソフトウェア。ま、もちろんどちらが故障しても影響を与え合うので完全に切り離しはできないんだけども。一旦そんな感じ。

今回、外傷7箇所と骨折という貴重な体験をしたことでよくわかったのだが、結局、骨折だろうが、インフルだろうが、いわゆる病気ではない花粉症だろうが、よろず不健康な状態になった時に言えるのは、なんらか活動が制限されることだ。健康なら、やる気さえあればなんでもできるが、不健康な時はそうもいかなくなる。ショートスリーパー的な見地を入れるのであれば、活動量が落ちれば自然と寝る時間が増える方に傾いていくのは仕方がないことだ。

安静の大切さ

不健康な時には安静にすることも大事。動いていると気をつけていても痛めたところも使ってしまう。歩く時に脚だけじゃなく実は腕も使っているとか、座ってじっとしてるだけのつもりでも姿勢制御で首や腹筋背筋などを使う。今回もの凄く不便というか大変だったのはシャワーを浴びることだったが、とにかくTシャツの脱ぎ着ってめっちゃ肩を使う。

身体が治そうとがんばっている時って動かないでじっとしてる方が近道なんだと思った。だからギプスで固定なんてするんだし。骨だけじゃなく外傷も同じで、傷口が衣服に擦れて痛めたりもしたし、関節部なら皮膚の伸縮だけでも傷口に影響を与えてしまったり。例えば今回、膝小僧を痛めていたので、歩くことによる皮膚の伸縮だけで傷口が傷んだよね。(てか、小僧ってなんだよ。誰だよ膝小僧って。ご兄弟の肘小僧さんはご在宅ですか?

安静と睡眠は似て非なるもの

ちなみに直接的にではなく間接的なこともあって、動いて汗をかくことで治りを邪魔してしまったりってのもあった。これらは家で寝てじっとしてれば起こらない変化なはずなので、つまり安静にしてた方がいいって話。

ここでまたショートスリーパー的な見地を入れると、つまりは睡眠してるかどうかではなく、じっとしてるのが治癒に役立つって話が本質的なんだなと思った。

今回も色んな人に言われたよね。寝た方がいいと。確かに寝た方がいい時もあって、当時のブログ「骨折してもショートスリーパーでいられるか?(いられない編)」を読んでもらえればわかる通り怪我してからの3日間は相当寝た。薬の力もあると思うがそれにしてもあんなに寝たのは身体がそれを求めていたからじゃないかと思う。

これはセミナーとかで聞いてなるほどなと思ったことだが、寝てると水分や栄養補給ができない点からロングスリーブが身体に良い訳がない。てことはだよ、入院してベッドで安静にした状態で点滴でも繋がれている状態がベストなんだろうね、このタイミングでは。以前セブで入院して超嫌ぁな思いをしたので、今回は医者や看護師に全力で入院を勧められたにも関わらず全力で断ったけどね。

ちなみに前回セブで入院した時の痛々しい写真がこちら。

元通り元気になる?

もうひとつこの気付きも大きかった。わかり易い例があるので先にそれを。少し前に母親が大手術を終えてまだ数日のタイミングで、楽に寝てる姿勢だけをとっていないで身体を起こして座ってみましょうとか、できるだけ自分の足でトイレに行きましょうとか、安静にしてた方がいいって理論とは真逆のことを言われていた。

さっき書いたベッドで点滴して安静にしていれば元に戻れるならみんなそうしてればいいんだけど、実はそうではないってことになる。

今回骨折をして全治1ヶ月と診断された。2週間はギプス固定で残りの2週間はギプスは外してもいいができるだけ動かさないようにして骨が固まるのを待つ。しかし1ヶ月経って治って終わりではなくて、そこからリハビリがはじまる。「肩の骨は治りにくくて厄介だよ〜」とあちこちから言われたが、それは骨が固まるのに時間がかかるってのではなく、リハビリして元通りになるのに時間がかかるよってことだった。

身体的なゼロ地点と感覚的なゼロ地点

ここで言う「元通り」ってどこだよ?って話。この元通りってのが、どうやら不健康と健康のゼロ地点ではないんじゃないかと思った。人が口にする健康で普段の生活をしている元通りの状態ってのは、ゼロ地点よりも少し上のところを指しているのではと。図にした方が伝わり易いと思ったので作ってみた。下手くそでごめんだがこんな感じかな。

不健康と健康をパラメータでそれぞれプラスマイナス100ポイントで振って表したとして、「身体的なゼロ地点」が真ん中にある。そのもう少し上のポイント上にあるところを今回「感覚的なゼロ地点」とした。単純に不健康な状態から身体が治癒することで到達する点がプラスマイナスゼロの地点だとして、そこにたどり着いてもまだ元の健康状態に戻ったとは感じられない。

図にある通り安静にすることで辿りつけるのが「身体的なゼロ地点」だとして、少しの負荷、起き上がる、トイレに行くために歩く、腕をゆっくり曲げ伸ばしする、ストローで息を吸ったり吐いたりする、そんな風にリハビリしていくことで回復を重ねて、不自由なくスムーズに活動できる状態を取り戻せたと感じられるのが「感覚的なゼロ地点」なのだろうなと。

治癒からのリハビリからのトレーニング

もう少し突っ込めば、そこからさらに過負荷をかけていくのがトレーニングという行為。筋トレで筋肉を育てる、ランニングで肺を育てるなど、「感覚的なゼロ地点」からさらに上を目指すのがそれ。

つまりは「感覚的なゼロ地点」には個人差があるのでポイントは振れない。上の図では仮に30と振っているが、実際はこれが10の人もいれば50の人もいるだろう。物語の中でよくある、アスリートが「日常生活をする分には問題ありませんよ」と医者に言われるシーン、きっと「感覚的なゼロ地点」がかなり高い位置にあるんだろう。

安静にすることに努めて治癒に専念し「身体的なゼロ地点」まで持ってくる。そこからリハビリによる回復で「感覚的なゼロ地点」に向かう。元の地点まで戻ってきたらトレーニングで鍛えて高みを目指す。この3段階があることを頭に置いておけば、ショートスリーパーへの復帰タイミングにも迷いも恐れも出ない気がするんだよね。

まとめ

体調を崩した時は「安静」も大事。そのためにはいくらショートスリーパーと言えどもゆっくり眠るに倒した方が良い瞬間があるんだと思う(パリスの個人的な感想です)。今回セブという地でやっちまったこともあり痛感したが、活動量を落とさざるを得ない状態で寝ないって選択肢を取るのはキツイ。何日かがんばれるかもしれないがそれは相当なストレスになるし治癒も遅らせそうな気がする。だから諦めておとなしく寝た方がいい(繰り返すがパリスの個人的な感想です)。

でもって「安静」にしているだけでは元通りには戻らない。どっかで奮起して動き出さねばならない。楽してた分、身体はなまっているししんどいけど、ここで踏ん張らないと元通りには届かない。安静期間が長ければ長い分しんどくなる。

ショートスリーパーの活動を再開するのもこの「身体的なゼロ地点」に近づいてからがベストだと思う。実際、今回セブでまだ治り切る前、ちょうど4〜5日過ぎたあたりで一度再開しようとしたが無理だった(もしかしたら日本にいればいけたかもしれないとは思うが)。潔く諦めて無理はせずに過ごし、本格的に再開できたのは日本に戻る数日前、経過で言えば10日ほどした辺りから。

最後に余談を少々

肩の骨折の治り具合について。幸いなことに予後は良好だそう。日本に戻ってきてリハビリテーション科のある病院に行っての診察でそう言われた。1ヶ月は安静にと言われたのに、2週間でリハビリに入っていく程には回復している。これもショートスリーパーになってから身体を鍛えてたことと、ちゃんとサプリ飲んで身体に栄養補給してあげてるからかな?なんて思ったり思わなかったりラジバンダリとは書かないつもりがつい書いてしまう程には回復している証拠だな。

ちなみにリハビリして少し腕が動くようになったので長袖の服がなんとか着れるようになった。今日はとても寒かったのでセーターを着てみた訳だが、ご覧の通りコスプレにしか見えない。悲しむべきか喜ぶべきかややこしや。

by パリス 2019/03/25(月)

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8か月 ago

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