大阪城トライアスロン2024参戦記

フルマラソンやトライアスロンの大会後は、Facebookなんかに結果をアップしていた。いつも書いた後に半分以上を削除して投稿してから。理由はSNSには長過ぎるから。振り返って書きたいこと色々あって書いたのに結局消して投稿とかなんかなと思って、そう言えばブログがあったなと、こっちに書くことにした。反省点の多い大会となったし、次回読み返せば事前に回避できることもあるであろうて。

制限時間短きガチ勢向けの大会

大阪城トライアスロンの目玉というか推しは何と言っても大阪城のお濠(お掘り)を泳ぐスイムパート。大阪出身者として看過できんなーということで、ちょうど申し込みタイミングであったこともあり申込み。そしてしばらくして気付いたんだな。制限時間が3時間40分だということに。持ちタイムギリギリやんけ。

ちなみに過去の戦績はこんな感じ

石垣島トライアスロン:3時間23分34秒
Mt.FUJIトライアスロン:3時間34分54秒(コロナ発症から6日後で体調ダダ悪)

制限時間は、スイム終了時点 45分、バイク終了時点 2時間半、ラン終了時点 3時間40分と、それぞれの競技終わりに関門が設けられているので、まずはスイムの45分をクリアできなきゃハイ終了となる。自身、一番苦手はスイムで、プールなどでの練習タイムだと1.5kmのタイムが45分ギリギリ。実際に大会で泳げば、25mプールのように繰り返し折り返しが無いため早いのか、レースハイになってるからかはわからないが、過去成績は35〜40分くらいなのでなんとか大丈夫だとは思うものの、って感じ。

バイクも若干不安だった。終了時2時間半だからスイムで40分使って、その後の着替えとかのトランジットに10分使ったら、残りは1時間40分しかなくなる。これまたちょっと持ちタイムと相談してもギリギリだった。

唯一余裕を持てそうなのはラン。バイク終了時の2時間半さえクリアできれば、ランには70分取れる計算になる。10kmで70分は1km7分ペース換算。歩いてもってのは言い過ぎだが、息も上がらないジョグでも間に合うから余裕(これが甘い考えだったのだがレース前には知る由もなかったよね)

まぁそんな感じで不安だらけの大会となっていた。

腰痛リタイアが脳裏を過る

大会当日の朝、車に自転車を積み込もうとして気付いた。おや?腰が痛いぞ?さっきまで何ともなかったはずなのに・・・おや?

とりあえず会場まで移動する車の中で考えて思い当たったのは前日のよしもとライブ。立ち見で前に寄っかかって変な体勢で2時間半とか観てたからかな。腰を痛めてしまっていた。

会場付近の駐車場で自転車を組み立てて乗ってみたり、ちょっと走ってみたりしたが、やれないこともないという微妙な状態だった。ゆっくり完走目指すってならなんとかなりそうだが、前述の通り制限時間が短い大会だったので出場を辞退すべきか悩んだ。

悩んだ結果、とりあえず出よう。なぜならお掘りで泳いでみたいから!お掘りで泳ぎ始めて腰がダメだなーと思ったらそこでリタイアしよう。むしろお掘りで泳げれば大坂城トライアスロン参加目的の大半は叶えられたも同然だし。

なにわともあれ無事完走

本当にギリギリ。タイムではなく身体の状態が本当にギリギリで満身創痍の完走だった。

TOTAL 3時間24分27秒
[ SWIM 0:36:15 ‐ BIKE 1:37:49 ‐ RUN 1:10:13 ]

腰痛は気になるがそこまで影響しなかったのがスイムとバイク。予定通りくらいのパフォーマンスだが、制限時間にはかからず順調にこなせた。ランまでたどり着けばモーマンタイと思って走り始めて唖然とした。思ってた以上に腰に負担がかかる。影響は少ないとは言え、スイムとバイクでの負荷が腰に蓄積されていたこともあるんだとは思う。

今回は2kmコースの5周回だったが、1周目で限界を感じた。腰の重さもだが、右足がつる寸前状態であることを感じた。意識的にペースを落として走ってみるも、2周目の途中で右前ももがつりはじめた。これはまずいなと思い前ももを伸ばそうと足を掴んで上げると今度は後ろももがつる気配をみせたので慌てて脚を降ろす。前ももと後ろももの両方が同時につりそうになって悲鳴をあげ、歩くこともできず完全停止してしまった。まずい。

止まったままでは救護班に止められてしまう可能性もあるので、少しずつ歩きながら回復を待ってまた走り始めた。ゆっくり走ればなんとかなるかと思いきやまたつりそうになってきて歩きに戻る。これを何度か繰り返してだましだまし2周目を終えた。この時は本当にリタイアしようかと思ったが耐えた。

あと3周。ランのペースは遅くても、スイムとバイクの少しの貯金があったので、制限時間までのリミットを考えると1km8分ペースでいけば十分という計算ができたので、なんとか完走を目指して進むことにした。

が、そこから何故か回復して、3周目は徐々にペースが上がり、ラスト1周はsub4ペース(1km 5分40秒)くらいまで上げて走れてしまうという良い意味での大誤算があり、結果的には制限時間的には余裕のタイムでゴールできた。ご覧の通りの満身創痍ではあったが。

今大会の反省とこれからへの糧4選

1. 前日の過ごし方に気をつけろ

ソウルマラソンの時もそうだったが、今回も前日の過ごし方に気を遣わなすぎた感がある。どちらも割と観光MAXでやりすぎて体調を崩している。観光地に出かけての大会になることは多くなる訳だが、気を緩めずに体力温存に心がけた予定にすべき。至極当たり前のことだがちゃんとしよう。子供じゃないんだから。

2. トランジット練習を積め

今回はトランジット練習はほとんどしなかった。トランジットがきついことは経験上わかっていたが、練習しにくい環境にいたこともあり、スイム、バイク、ランの個別練習に終始してしまった。1回通しのリハを1ヶ月くらい前にやりはしたが明らかに足りてなかった。
その結果があのラン1〜2周目の苦しみを生んだと思われる。3周目以降はスムーズだったということは、バイクからランへの競技切り替えに身体がついていけず起こったとも言える。
練習しにくかろうとしっかりトランジットの練習は積んで本番に臨むべしだ。

3. ビンディングシューズも履け

バイク競技を終えて下車する際に盛大に立ち転けしてしまった。コース横のフェンスをなぎ倒しての大立ち回りは、スタッフの人が慌てて駆け寄ってくる事態だった。
普通のシューズでもこげると知ってから、大会以外はビンディングシューズを使わなくなってしまった。その不慣れが起こした事件だった訳なので、今後はビンディングシューズも時々使って忘れないようにしたい。

4. 脚力の鍛え直し

スイム、バイク、ランと終始脚力を消費する。ランでつりかけたことは上に書いた通りだが、振り返ってみるともっと前の段階、スイムが終わってウェットスーツを脱ごうとした時にもふくらはぎがつりかけた。脚の持久力をもっとつけるべきだと痛感する。
もちろん脚力頼みは良くないので、上半身、体幹も鍛え直す必要がある。今回ガチ勢のトライアスリートを見ていて、本当に引き締まってて身体のラインが綺麗だなぁと思ったのもあるしな。ガリガリになりがちなランナー体型ではなく、トライアスリート体型を目指したい。

(おまけ)お掘りに現れしカエル

前回のMt.FUJIはクロールで泳ぐことにもチャレンジしたが、今回は完全に諦めて最初から最後まで平泳ぎ一本でやりきった。当然そんなやつは1人しかいない。スイムはウェットに大会支給キャップというみんなほぼ同じ格好なので、観覧側からは特定できないもの。が、しかし、1人だけ動きが完全に違うのでバッチリわかるというね。動画でその模様が残っているので貼っておく。

6か月 ago

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